より高い精度の実現に向けて ~ダーツのセッティング変更を行いました~ | ダーツショップ Dx3

ダーツショップ Dx3

Blogブログ

2024/06/25 22:35

約4年間ダーツセッティングを大幅に変更することなく日々練習をしてきましたが、ダーツトーナメントJAPANの試合が近づくにつれて、自分のダーツが大きくうねるように飛んでしまっていることが気になりだし、練習に集中しにくくなったので、セッティングを変更することにしました。

気になった箇所は下記の2点です。
(1)ダーツの先端部が左上を向いたまま盤面に到達することが多く、狙ったエリアにヒットしにくい。
(2)大きくうねるようにダーツを飛ばしている為、3本目のダーツがすでに刺さっているダーツに接触して弾かれる。

試合も近い為、グリップや投げ出すダーツの向きなどの変更は行わず、重心やフライトのサイズ(フライト面積)の変更だけでダーツの飛行姿勢を変えることを試みました。投げている状態はキープしつつ道具のみの変更でダーツの精度を上げることが目的です。

初めに飛行形態に大きく影響するフライトの面積を変更してみました。
今まではFit Flightスーパーカイト(Fit Flightの中で最小面積のフライト)を使用していたので面積を大きくしてみました。当店で使用している面積比較の表を参考にFit Flight全28種の中から色々試した結果、ロケット形状がいちばん自分の理想に近い飛行形態でした。(面積は146%大きくなりました)

さらに精度があがるようにバレルを変更し、重心の位置変更も試してみました。
重さ、長さ、グリップの場所の直径はできる限り今までと同じ形状のもので探してみました。
今まで使用していたバレルのスペックは
バレル単体重量:23.0g
全長:88.0㎜
最大径:5.8㎜

これまでオリジナルのバレルを使用していた為、同等のバレルは存在しません。。。。
が、色々試した結果、ヨシムラバレルズ【BLAST 2020】+D.craftのバレルエクステンション(タングステン)×2個を使用し、現状に近いバレルに変更しました。全長は18㎜短くなりましたが現状のグリップを変更することなく、ダーツ全体の重心が変わった影響は微小でした。

◇セッティングを変更して得られたこと
・フライトの面積が大きくなったことで、空気抵抗を左右上下から強く受けるようになり、進行方向に対して飛行時の横軸の動きが減り、元々自分の中でイメージしていた「手元から盤面へ向かう低めの放物線」をイメージしやすくなりました。
・セッティング変更後も3本目のダーツが弾かれることはあり、技術力不足による自身の失投が大きな原因と理解しました。
・バレル全長が短くなったことで、以前のバレルよりもグリップエリアが限定的になり、雑にグリップしてしまうことが少なくなりました。

◇セッティングを変更したことによる新たな課題
狙って投げたエリアにヒットしてマシンが反応こそするものの、盤面に刺さらず落下するという事象が頻発。
ダーツのセッティング全長が短くなったことに起因して、以前使用していたセッティングよりも盤面到達のタイミングが遅くなり、ダーツが急角度に下向きになったまま到達し、弾かれてしまうのではないかと推測。
盤面にダーツが刺さっていない状況であれば、障害物がなくなるため試合において有利に働きそうにも見えますが、予選試合中に他の試合エリアにまで弾かれてしまい、他選手に迷惑をかけてしまうことがあり、その精神的ストレスを強く感じました。
新たな課題の解決方法は、これから模索していきます。