グリーンのインナーシャツ(2018年3月17日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 16:04

歴史的なトーナメントが閉幕して一夜明けました。あらためて、村松治樹選手、優勝おめでとうございます。

今大会、ユニフォームのインナーにグリーンのシャツを身につけて挑んだ村松選手。故 橋本守容選手のイメージカラーを身にまとっていたことは、優勝コメントで伺えましたよね。

ここで、最近ダーツを始めた方のために、少し橋本選手と村松選手の過去の対戦についての話をしたいと思います。

2009〜2012年辺りまで、当時行われていた日本最高峰と言われていたビックトーナメント「burn japan tour」において、橋本選手は4連覇を成し遂げました。当時絶対王者と言われていた中で、村松選手とも決勝で幾度も対戦し全て橋本選手が勝利していました。

そして2011年には今回と同じ舞台である「SUPER DARTS 2011」”王者の証明”というサブタイトルがつけられた大会が開催され、決勝で2人は対戦しており、橋本選手が勝利しています。

「逆山に橋本(選手)がいなかったのでいけると思いました」
のコメントに、日本中で笑いと感動と心からの祝福の声が上がったことと思います。

そして、そのコメントを聞いて「(インナーシャツについて)予想はしていたけどやっぱりそうか!」と思ったと同時に、本人からその言葉が聞けるシチュエーションをどこか期待していたので、とても感動的でした。フィルテイラーを倒すメンタルを支えたのは橋本選手の力もあったよなって思いました。

そして今大会の優勝に橋本選手の影を感じたというシチュエーションをもう1つ。

これも最近ダーツを始めた方は知らないかもしれない話です。
2008年に開催されたburnというトーナメントの準決勝。当時、最強と言われていた橋本選手を相手に猛烈な追い上げを見せていた江口祐司選手。
衝撃のシーンは4レグ目に起きました。
橋本選手は、そのラウンドで残りBULL2本と17シングルを決めれば決勝進出という場面。BULL BULLの後、まさかの17シングルをミス。
そして江口選手がそのレグと最終レグもとっての逆転勝利。その江口選手は、burn 2008を制覇したという印象深い大会があったのです。
今大会の準決勝のポールリム戦のファイナルレグ。ポールが15シングルを外した瞬間、あの17シングルを外した時の橋本選手の記憶が蘇ってきた人もいたのではないでしょうかね。

あのグリーンのインナーシャツは、村松選手にとっての最強のお守りだったんだと思います。

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