どんな状態でも勝ち続けるために(2017年8月29日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 16:00

8月26日(土)第23戦PERFECT京都大会に参戦してきました。今回はPT200で男女共催でしたが、参加人数とマシン台数の兼ね合いなのか、女子の方が昼頃から予選開始ということで、試合開始時間を男女で分けて行いました。

まず自分の結果は、予選を2位で抜けて、決勝トーナメント1回戦敗退でした。

毎回、自分の中でベストだと思える状態を作って試合に臨んでいるのですが、特に今年一年、今回と同じような結果が続き、今よりももっと勝ち進むためには、自分にとって何が足りないのか。また、勝ち進んでいる人と自分では何が違うのかということに疑問を感じながら帰ってきました。

ちょうどこの日、試合が終わり岡崎店に帰ったところで、酒井雄基選手が来店してくださり、対戦した後に話をしました。

酒井選手はJAPANに所属していて、2017年度は4度のJAPAN16入りを果たしている選手です。

皆さん、最後の一本を決めたら勝ちというシーンに遭遇した時にどう対応していますか?
このようなシーンに遭遇した時ってかなり緊張するかと思います。
僕自身このことに悩んでいたので酒井選手に対応策を聞いてみました。

いろんな話をした中で自分の心に残ったことを紹介させてもらいます。

Q.「ここを決めたら勝ちというような緊張するシーンはどうしていますか?」
A ここを決めたら勝ちという意識が逆に自分を苦しめる。いかに力まずいつも通り投げれるか。一つ言えることとしては、大事な一本を「緊張して外した」と言っていては、いつまでたっても勝てない。

Q.「試合当日、フォーム面でいじることはしないのか?」
A 普段やってきたことをやり抜くだけ。普段と違うことをすると、大事な局面で不安が残り上手く投げれなくなる。

Q.「試合中は何を考えて投げているか?」
A いかに集中を切らさずターゲットを外さないで投げれるか。余計な事は考えない。

Q.「大体いつもどれくらい練習しているか?」
A ただ長い時間投げていればいいというものではない。限られた時間で集中を切らさない練習を心がけている。

とのこと。

「どんな場面かにもよると思いますが、一つ変わらないこととしては緊張したということを外した理由にしていてはいつまでたっても勝てないという思いで、自分に厳しく向かっている」そうです。また、長い時間だらだらと投げるのではなく、仕事と両立しながら限られた時間で試合を想定しながら集中して投げ込むそうです。

この話を聞く前は、上位に勝ち進んでいる選手は大舞台経験が多く、緊張というものに慣れているのではないかというイメージでした。

この話を聞いて、緊張そのものがどうかではなくプロとしていかなる状況でも結果を出すためには、日々の練習の積み重ねと、それを信じて自分にどれだけ厳しい課題を与え続けられるかが、今の僕には足りなかった部分だと気付きました。

試合から帰ってきた直後に、タイムリーに酒井選手の話を聞けたことが、本当に良かったことだと思いました。

今季のPERFECTは残りあと14戦ですが、次回参戦する時までに練習する意識を変えて臨めるチャンスです。同じ失敗は2度しないようにしたいです。

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