バレル側面から力をかけるリリース(2016年9月19日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 15:51

前回のブログで、フィルテイラーのフォローと目線の話をしたのですが、続編として今の自分の取り組みから得た感覚も含めて、少し書きたいと思います。

フィルがいかにして早いタイミングのリリースで大きな力を伝えているのか。どちらかといえば、その大きな力をどう作っているかの話。

とはいえど、想像の話です。

ボードに対してダーツを正面に向けた時の、ダーツのテーパーやくぼみといった僅かな傾斜を利用して押すとか乗せるとかのレベルではなく、バレルの側面からダイレクトに力を伝えてんじゃないかなーて思うんですよね。一瞬ですけどね。

やり投げなんかと考え方は近くて、やり投げのリリースの瞬間の映像を見ると棒の右側面から右回転を伴う力をかけているのがわかります。そうすればダーツという棒全体にかなり大きな力を伝えることは可能かなと。


左右均等に力をかけるためにはバレルのテーパーや窪みを利用するイメージが強くなりますが、側面から力をかけると考えたときに、右に払うフォローから逆に考えていくと、右手で持ったダーツの左側面から当てる感じになり、内に巻き込む感じのやり投げとは逆側に外に払う感じになります。

テイクバック時に得られる逆負荷を利用して、バレル左側面に親指を当てながら、カウンター気味に当てるように右に払う。(反動を利用し、少ない動きで大きな力を得る)

ダイレクトに伝わりすぎないように、回転によってその伝わり具合を調整する。(回転を利用してリリースを安定させる)

特にフィルのように効き目が左の人は、右に払う力が大きくなると思うんです。また、ダーツをより左に向ければ親指に当たる度合いも大きくなると思います。

テイクバックから切り返す瞬間に、横にかかっている力を回転によって縦に変えながら離す!ラケット競技でいうバックバンド気味にバレルを親指でカッティングしながら打つ感じ。

ただ、この画像を見て思ったこととして、必ずしも「腕を振る方向」と、「ダーツの向き」と、「ダーツに伝える力の向き」は、一致させなくてもいいのではないかなぁと思ったのです。

やっぱ想像の世界かな。

正直、実際はどうしているのかなんて正解みたいなのはわかりません。こうやって想像して考え方とか感覚の幅を広げるのが、僕自身楽しいなーって思います。

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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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