左手のバレルの持ち方にも注目してみる(2016年6月23日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 15:49

今回はダーツの投げ方についての考察を少し書きたいと思います。

ルーティンという言葉を最近はいろんなスポーツでも耳にします。ルーティンとは、決められた一連の流れの動作ことを言います。

「ダーツを持って構える」

この段階までの動作の意味を考える上で、非常に興味深い選手がいました。

なんでそうするのだろう?と考えさせられたのが、彼の「左手のバレルの持ち方」。

JAPAN stage3の広島大会で準優勝した中村俊太郎選手。彼の左手に注目してみました。
ダーツをチップ側を外に向け、フライト側が自分の方に向けた状態で左手で持っているところから右手でダーツを迎えにいくというルーティンで構えに入ります。

セットアップに入る時も腕や手の形を、そのまま維持しながら、セット時の身体をバランスを微調整するようになのか、上体を少しひねる動きを入れています。詳しくは動画を確認してみて下さい。

左手も部分の動きを僕が実際に試してみた写真がこちら。

これは、一般的な左手のダーツの持ち方。


そして、これが中村流の左手のダーツの持ち方。

これ、やってみるとわかるのですが、この向きのダーツを右手で拾いに行く時、親指が下から入り込むので、親指にダーツが乗ってくる感じ。


離すための準備の動作として、このような左手でのバレルの持ち方だったりするのではないかという推測のもとに、実際にお客さんと何人かで試してみましたが、腕全体の使い方が変わるので、人によってはその向きのダーツを拾いに行くことができない人もいるくらい。

ダーツの拾い方一つで、身体の使い方も変わりますから、それによるその後の動作にも変化があるのが、やってみるとわかります。

立つという動作から、構えるという動作のルーティン次第で、その後の動作や感覚にもが変化が生じてしてしまうということは、グリップやフォローのみにとらわれていてはいけないということだと思うんです。

動作を、部分的にではなく流れで作るものと考えていけば、どこを修正していけば良いかは自然と見えてくるものかもしれません。

ただ、「左手のバレルの持ち方」の意味は完全に僕の推測なので本人は全くそんなこと考えてないのかもしれませんけどね。笑

名古屋大会で会ったら、実際のところを聞いてみようかなと思います。

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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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