身体には出来ることと出来ないことがある?!  イップス論レクチャー会(2015年7月27日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 15:42

先日、ASUKAダーツの五十嵐さんのイップス論レクチャー会を岡崎店にて開催しました。
平日にもかかわらずたくさんの方に参加していただきました。


参加者の皆さんはすごく真剣にお話を聞いていました。
上手くなるためのヒントになるかもとか、思うように体が動かない理由を知りたいとか、身体の事に詳しくなりたいとか、上手くダーツを教えられるようになりたいとか、いろいろな想いを持って参加されたことだろうと思います。

以前ブログにも書かせて頂いたことがありますが(Dx3ブログ:やっぱりダーツは難しいんです )、ダーツが上手くなりたい人へのアドバイスをする際にダーツのための方法論のみで進めていく教え方は、主観的になりすぎて特に中級者辺りの人たちに対しては理解が難しい印象を与えてしまっているのではないかと思うんです。「人それぞれ」で決着してしまう、結局上手くなった人の話として捉えられるためなのか、なかなか理解・共感を得にくいことが多いと感じてます。

全員に共通する、身体の構造の話であれば理解されやすい部分が多いのではと思い、皆さんに身体の仕組みについて少しでも関心を持ってもらいたくて、今回このレクチャー会を開催しました。皆さんはいかがだったでしょうか。   

概要はこんな感じでした。実際に体感できるデモンストレーションなどを入れるなど、非常にわかりやすく説明していただき、2時間半があっという間でした。

①人間は構造物であるという事
・2本足で立てるという驚くべき機能が人間には備わってる。
・「曲げる」と「伸ばす」の筋肉と神経のメカニズム。
・「してしまう」のメカニズム。反射。
②道具に力を伝えるためには?!
・体重移動の必要性
・手首の使い方

身体の仕組みや構造などの知識は、スポーツにおいて必ず役に立つものだと思っています。
現に多くのトップアスリートも身体解剖学や物理学、スポーツ心理学までもの知識は持ち合わせている選手は多いです。
それは、自分の身体と心を上手くコントロールするためです。当然そのコントロールする能力が高いほど、競技としても成功しやすいため自ら知識を獲得していったのだと思います。 

「身体には出来ること出来ないことがあるということを知った上で、方法(投げ方)の選択が出来るようになれば良い。」と、五十嵐さんは言っておられました。特に、「出来ないことがある」ということをハッキリさせるだけでも、全然違うと思いますよね。

一番大事だと思うのは、”方法を選択する”ということだと思います。

決して「こうしなければいけないです」というわけではなく、こういった知識や感覚を元に自分自身で選択していくことに意味があると思います。 レクチャー後に「いろいろと考え方が変わった」という方も多かったのではないでしょうか。そういった方も、自分にとってはどうなのかを考えて選択することが大切だと思います。

イップスというキーワードから、身体の仕組みについてレクチャーしていただき、参加されたみなさんが”自分”というものの理解度を深めるいい機会だったと思ってます。

皆さんとダーツについて考える際の一つの材料として、この会のお話を共有できれば良いと思っていますので、また機会があれば是非参加してみて下さい。

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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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