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2021/08/11 15:36
先週、ダーツメーカーのD-craftよりNewバレルが発売されました。
今回のラインナップはD-craftとスポンサー契約している選手のシグネイチャーモデルで、全4種類の発売。Dx3でも取扱い中です。
Dx3でスポンサーしている須藤大地選手は、D-craftさんに昨年よりスポンサーしていただいておりますが、その須藤大地モデル「Shine」も発売されました。
全長:45mm
重量:15.5g
最大径:7.0mm
¥9720
重量は軽めで、形状は指になじませやすい曲線をえがいた長めのダーツ。特に人差し指全体をバレルに沿えるようにグリップする方には、長さといい曲線といい、扱いやすいと思いますよ。
長くて軽い「Shine」。僕の飛ばし方だったらフライトは大きすぎると飛ばないので、少し小さめのスーパーシェイプかロケットくらいで、シャフトは260くらいで試すかな。
重量が軽めというのは、ここ最近のバレルの傾向からするとラインナップ的にはやや少なめなので貴重です。ハウスダーツからタングステンダーツに移行しようと考えている初心者の方など、軽めをチョイスしたい方にはオススメしたいバレルです。
三河地区初のシグネイチャーモデル発売
この三河地区の選手で正式に選手モデルとして発売されるのは初めてのことだと思います。
須藤選手自身は「まだ結果を出しているわけでもないのに、このような形でサポートしてもらえて嬉しい。がんばって結果を残したい。」とのこと。
よく聞く話として、バレルメーカーとの契約時において、選手はメーカー既存モデルを使用し、大会の結果の対価としてプロトタイプのダーツを作ってもらう形が多いと聞きます。
「自分モデル」のバレルを作ってもらうのはメーカーサイドからすると時間労力ともにある種の投資なわけです。ですから、これは至極もっともな形だと思います。
特に実績あるメーカーであれば、選手からしてみればその看板を背負うことにあこがれや目標であったりするケースもあると思います。もっと自分に投資してもらえるよう選手は頑張っているわけです。
須藤選手はJAPANやその他のトーナメントで勝つという事を求められている中で、プロとして努力をし続けていますが、結果を残してなんぼの世界なので、そこに関してはまだまだ不足していると言わざるを得ません。
しかし、言い訳することなく我慢強く努力し続け、自ら練習会を開くなど周囲のプレイヤーにも目を向けがんばっている姿は、本当に勝ってほしいと願うばかりです。
メーカーにとって、応援したいと思う選手がいて、その選手の求める武器を提供し、自社の商品で戦って欲しい気持ちでサポートする。
選手にしてみれば、選手冥利に尽きる話ですよね。本当にありがたいことだと思います。
結果が出ればバレルは売れるのか
選手がそのダーツで良い成績を残せばバレルはヒット商品になるのか。僕は必ずしもそうではないと思います。
実際ダーツを買われていく人の中で、ダーツを始めたばかりでまだ選手の名前はおろかメーカー名すら知らない方は多いです。もちろんですよね。そういう方たちでも当然ダーツをやる人、買う人はいるわけで、むしろそちらの割合の方が多いと思うんです。
本当に良いバレルは選手の成績に関わらず売れるでしょうし、人気がある選手ならばなおさらです。
メーカーは選手を応援し、選手は自分が要求したデザインのダーツで人事を尽くすのみ。売れるバレルかどうかは、選手のダーツの成績とはおおよそ別物です。
だから、ダーツの成績の結果が出ていなくてもバレルが発売されることは全然ありなんですよ。(そうでないと、須藤大地モデルを発売しないよなぁ…。 あ、これは須藤に怒られるかな。)
もしかすると須藤モデルが出るということでD-craftというメーカーの名前を初めて聞いたという方もいるかもしれません。結果も残していないのに、自分のモデルを作ってくれたメーカーに感謝の思いを持って戦い、須藤は近い将来勝つかもしれません。
メーカーとしてみれば、スポンサー=応援する気持ちの先行投資。
ということで、「名古屋の獅子 須藤大地」がんばれよー!!
他の選手モデルの紹介
今回発売された須藤大地モデル「Shine」 以外の3タイプも紹介します。
「Line Drive ラインドライブ」
石塚功佑選手モデル
全長:36mm
重量:17.0g
最大径:7.6mm
¥9720
「Eros エロス」
小宮健二選手モデル
全長:42mm
重量:17.5g
最大径:7.4mm
¥9720
「Soleil ソレイユ」
宮下陽子選手モデル
全長:40mm
重量:18.0g
最大径:7.8mm
¥9720
個人的には石塚選手の太め短めの「Line Drive」が好きですね。投げ慣れてる長さなので、投げやすいです。太さをしっかり感じれるショートバレルです。
小宮選手の「Eros」。限りなくノーグルーブ(カットがないデザイン)に近いのですが、微妙に段差が設けてあり、グリップ感・リリース感をアシストしてくれる、繊細なバレルですね。「余計なものは要らない」と言わんばかりのバレル。
宮下選手モデルの「soleil」は重量でいえば一番重い18g。女子の選手でも重めのダーツを使用する選手が増えてますよね。最近ではGRRMの相内晴嘉選手「Regina」などが17.0gとやや重め。18gだとかなりしっかり重さを感じますね。
岡崎店・一宮店ともに試投用のダーツがありますので、気になる方は是非一度手にとって投げてみてください。
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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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