一日ダーツ三昧!JET愛知&イラガン選手チャレンジマッチ!(2014年3月3日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 15:24

JET愛知の観戦に行ってきました
先日の日曜日は、名古屋国際会議場では「JET愛知」が開催され、Dx3岡崎・一宮の2店舗からも多くの方が参加され、僕は応援で会場へ行ってきました。

当日は岡山でJAPAN、福岡ではPERFECTとプロトーナメントが開催されており、いつものJETプレイヤーや東海のプロ選手の参加が少なく、比較的華やかさに欠けたような印象もありましたが、そんな中でも会場で異彩を放っていたのが、”ブルーノ・パルンガオ選手”と”ジェリー・サレンガ選手”の両名。
いろんな告知等で知っている方も多いと思いますが、現在日本には、2013 THE WORLD 覇者”ローレンス・イラガン”選手率いる、フィリピンの”チームイラガン”が来日しており、”この2人がペアでJET愛知のDivision1に参戦しておりました。

岡崎店からエントリーした須藤大地・佐藤創真ペアが決勝まで駒を進め、この両名と激突。予選では負けていたため決勝でリベンジを果たしたいところでしたが、あと一歩の所で優勝を逃し準優勝。シングルスは須藤大地とジェリー選手のカードとなりましたがこちらも惜しくも敗退で準優勝という結果に。

仕事の都合上、みなさんの試合は予選しか見れませんでしたが、自分のテーマを試合で発揮する姿が観れ、勝ち負け以外の部分での収穫を得たようで観戦に行って良かったと思っています。



一宮「イラガン選手来店イベント」開催しました
日中のダーツ熱も冷めやらぬまま、一宮店ではイラガン選手のチャレンジマッチイベントを開催しました!日曜の夜遅くでしたが、ワールドクラスのダーツを一目見たいという方々がイベントに参加し、501の1本勝負でイラガン選手に挑みました。

また、JETに参加し、ダブルス優勝とシングルス優勝したチームフィリピンもイベントに途中参戦していただきました。

イラガン選手のダーツは、対戦された方35名を1時間50分で回す驚異的な精度とスタミナで、それには皆さんただただ驚愕するばかりでした。
限られた時間の中で、集まった皆さん全員と対戦できるようお願いしていた中でも、途中上手く飛ばせていない参加者にワンポイントアドバイスをする紳士な姿には感激しました。

イベントの最後は、佐藤創真選手とTHE WORLD方式のエキシビジョンマッチとイラガン選手のダーツパフォーマンスをいくつか披露してもらいました。

パフォーマンスでは、肘でダーツを跳ね上げ、それをキャッチして投げるを繰り返し、HATを出す大道芸の様な技と、座って投げるクリケットでスタッツ6.0をたたき出すもの。これにはお客さんも大喜びでした。


チャレンジマッチ中はイラガン選手のスローの動画を間近で撮影させてもらいました。あの驚異の飛びをどう作り出しているのか、後日じっくり研究させてもらいたいと思います。

フィリピンのダーツ環境から感じたもの
なかなかブログで凄さを伝えるのは難しいのですが、世界一のダーツプレイヤーからお話しいただいたのは日本とフィリピンの環境の違いでした。

フィリピンの環境は、エアコンの風もビュービュー吹いており、ボードもボロボロの中で練習するのがあたりまえなのだそうです。チームフィリピンの選手皆さんに共通なのが「ダーツの飛ばし方」がホント上手いんです。いわゆる飛びが伸びていくというか失速しないんですね。

また、上手い選手が多すぎて、よほどの実力や名声を兼ね備えた選手しか価値がないという事なのでしょうか、Rt.17クラスの実力でも日当400円の仕事しかもらえないのだそうです。お国柄の事情もあるのだとは思いますが、それが現実なのだそうです。

フィリピンの現実と日本の現実は明らかに違う気がします。
ダーツで飯を食っていくかそうでないかの選択ができる日本と、裕福な生活を手に入れる道がダーツであるフィリピン。ブラジルの、サッカー選手になるのを夢みて裸足でボール状のものを蹴る少年のように、フィリピンではダーツで飯を食っていくために悪環境のなか裕福な生活を夢見てダーツを投げる様なものなのでしょう。

彼らのダーツに対する姿勢や想いは、現実が違う世界で投げている僕らにとっては想像しきれない部分なのかもしれません。
”なぜダーツをやっているのか”の問いに、きっと彼らの場合は明確な理由があります。
みなさんはどうですか。

上手くなりたい、強くなりたい、勝ちたい、などなどあると思いますが、その次元ではないもっと強烈な理由を彼らは持っている気がします。もちろん環境に裏付けされた高いメンタリティーは彼らの武器ではあると思いますが、僕らはそういった選手に勝っていく手段や強さをここ日本で培っていかなければいけないわけです。

でも、少しでも彼らの精神的に強い部分を共感し、今後の自分のダーツに活かしていければと思います。

今回こういった貴重な経験やお話を聞かせていただく機会を作っていただい榊原さんをはじめ、関係者の皆様には感謝しております。本当にありがとうございました。

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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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