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2021/08/11 15:00
01ゲームでのフィニッシュのアレンジ。その打ち筋は実に多様で、中には合理的かつ数字のマジック的なものを感じる芸術的なアレンジもあれば、上級者があえて危ない橋を渡る上がり方をする「おしゃれアレンジ」も存在します。
アレンジの本来の意義は「相手より早くフィニッシュする確率を高めるために、点を削るために打つ打ち方に変化をつける。または調整する」という意味だと思ってます。
言葉は聞いた事はあるけど意味がよくわからない方もいると思いますし、もちろん知ってますという方もいると思います。
今回はそのアレンジの話。
とくにソフトにおいては、マスターアウトやオープンアウトなどルールが変われば、相手より早くフィニッシュする確率を高めるための打ち筋が変わってくるわけです。ハードダーツになるとダブルでフィニッシュしないといけないため、上がり目を出すためには50または40以下の偶数に数字を合わせないといけません。
ただ単にフィニッシュまでの打ち筋を知っているだけではなくて、「いかに相手より早くフィニッシュするかに対して、自分の知っているアレンジの幅を技量とその状況で判断して打っているかどうか」につきると思います。
これについては僕の体験談があるのでお話します。
僕が以前ハードダーツのリーグ戦で残り37という数字を2本でフィニッシュしないといけない場面で、落とせなくて負けてしまった試合がありました。
皆さんなら、37を2本でダブルアウトフィニッシュする時、どうアレンジしますか?
僕はS5に入れ、32に合わせてD16でフィニッシュしようと思いました。当時まだハードも覚えたてで緊張もありガチガチの僕はS5を隣のS12に外してしまいました。結果25という奇数が残ったためそのラウンドでフィニッシュができなかったのです。
S5を狙って32にする=ベストアレンジ だと思ってました。
というより、その瞬間は自分は32にすることしか頭にありませんでした。それが良くない。と言われました。
緊張してシングルすら思うように狙えない僕が勝つためにもっと良い打ち方を自分で判断していなかったことが良くないという事なんです。今はS5を外したことではなく、その他の上がり方の模索やその時の判断が出来ていなかったことが良くないことと認識してます。
37=S5+D16を繰り返し繰り返し練習し、フィニッシュのイメージ1つに絞って迷わないようにすることも大事です。ですがそれ以前に練習でいろんなことを試して自分の上がりやすいパターンを模索することが前提である気がします。
そして、その日の調子に合わせてより確率の高そうな打ち方をする判断力も必要です。
今後このブログの中で、具体例を挙げた上がり方のパターンについて紹介していきたいと思います。
37の上がり方について、「3本あったら」とか「2本あったら」とか「レーティング5くらいの人にアドバイスするとしたら」などなど、是非みなさんで討論してみてください!
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この記事は旧Dx3ブログへ投稿した内容を転載しています。
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