利点は与えられるものでなく生み出すもの(2012年5月29日) | ダーツショップ Dx3

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2021/08/11 14:24

先日Dx3で行ったburn二次予選の試合後、優勝した青木選手との談話。内容は本人が試合で着用していたエッジスポーツのアームサポーターとグリップマスターについて。


これは常日頃から着用しているわけではないそうです。着けたり着けなかったり日頃行っている中、前日の調子が良かったので予選当日にも着用したのだとか。着けて投げた感覚が良かった上で着用したということは、悪いときの感覚もわかっているという事で、着用の有無の判断ができるということ。

こういったサポート用品は、”ある特定の効果が期待できる”というだけで、”必ずしも”というわけではないんですよね。それは使用する本人の感じる効果であって、それが感じられないときはもちろん意味がない訳でして。

この2つの商品は、特にそういう誤解を生みやすいもの。着けて投げると楽に感じられるのは確かですが、これを着けて投げると”上手くなる魔法の道具”ではないわけです。

しかし!(ここが大事!)

楽に投げたいけど、楽に投げる感覚をなかなか得られない人にとっては、その感覚を掴む”キッカケ”にはなるかもしれないわけです。そこを十分理解し、サポート用品を着けて行う”練習”が必要だということ。

これが道具をうまく使うという事ではないかと思います。これはバレルも同じで、バレルそのものに利点や効果があるわけでないと僕は思ってます。

利点は道具によって与えられるのではなく、道具で生み出すものじゃないですかね。「その道具から何を感じ、どう扱っていくべきなのか。」が見えてくると、自分のすべき練習やフォーム等を発見できるのではないでしょうか。

青木選手の飛ばし方には無駄がなく、ホント理想的でした。道具の利点を生かして作ったフォーム・飛ばし方ではなかったかと思いました。また詳しくチェックさせてもらおうと思います。

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