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2013-09

”僅かな差”にこだわる重要性

最近、人のダーツを観察している中で一つ気にして見ていることがあります。
それはスローラインへの足の置き方。

スローラインはそのライン上を踏んでも良いのですが、踏み越してはいけないというのがルール。観ていると意外と足を踏み越している方が多いです。

それについて、周りで一緒に投げている人が気にならないであろう程度のはみ出しは黙認しています。僕が足元に視線を向けると気づいて黙って直す人もいますが、また気づけばはみ出している事が多いです。明らかにマナー違反になるであろうと僕の基準で判断した方には注意を促すというのが現状です。

ですが、本当はみなさん直した方がいいと思ってます。大前提としてルールですから守らなくてはいけません。
さらに言うならば、ダーツが上手くなるためにそういう細かい部分にもこだわるべきだと思うんです。

ダーツは”ミリ単位の差が大きな差”

よく「ワンビット外れるのが悩み」など僅かな差に苦しんだり悩む方の話を聞きます。ワンビットというのはソフトボードのチップが刺さるための穴一つ分ということで、フレームを含めるとわずか4~5mmの差という事になります。

実際にプロの試合やその他いろんなダーツの試合を観てきた中でも、そのわずか数ミリの差で勝ち負けを左右しその後のその選手に大きく影響したという試合をたくさん見てきました。

ダーツに「惜しい」はありません。入ったか入らなかったかしかないんです。

この数ミリの差を修正できる方法があるのかと考えた時に、容易ではないですがあるとすれば「その僅かな差の違い」を感じることが絶対条件ではないかと思うわけです。

フレームが約2mm。ワンビットの大きさは約1mm。

フレームの幅が約3mm。ワンビットの大きさは約1.5mm。

僅かな差の違いを感じる感度

投げ方にはいくつかの種類に分別するにも難しいほど、いろんな投げ方の人がいます。ダーツの道具においても数多くの種類があります。「どの投げ方が良いか、どの道具が良いか」と全てを○か×かのように考えてしまうと、なかなか答えは出てきません。
理由は、いずれも良し悪しではなく単なる”違い”に過ぎないからです。〇×ではなく、◇△ということ。

ですが、その違いが大きいか小さいかは自分の中にあるアンテナの”感度”の差であり、人によって大きな差にも小さな差にもなるのです。

話をスローラインの話に戻すと、足がはみ出ている人というのは面白いことにいつも決まった分はみ出ている場合が多いのです。おそらく間違ったスローラインへの入り方の連続でルーティーン化してしまっているのであると思います。

自分も一時期は足がはみ出ていることに気づき、日によってはみ出たりそうでなかったりしていることに気づきました。そういった僅かな差が調子にも影響していたのでしょう。
今気づいたら足がはみ出る癖は直っています。というよりはみ出ないように投げるよう意識した結果ルーティーン化されたのだと思います。

もしはみ出ていることがあるとすれば、何かいつもとスローラインへの入り方が違うという不調のシグナルかもしれません。

なんとなくスローラインに立っていると、bullの位置も何となく、T20の位置も何となくになってしまっている可能性もあります。フォームチェックの中で数あるメンテナンス項目の内の一つの変化に気づけるかどうか。スローラインの数センチのはみ出しへのこだわりが持てないなら、ダーツの精度数センチへのこだわりも持てるはずがないと思ってしまいます。

そういった、細かい部分にこだわる習慣から、僅かな違いを感じれる”高い感度”が身に付くのではないかと思います。

感度が上がれば道具の違いを感じることが可能

道具の違いも同じです。今はフライト一つとっても本当にたくさんの種類があります。
バレルにおいてもよく似た形でも僅かに長さが違ったり、コンマ5グラムの重さの差であったり、シャフトの長さや形状もたくさんあります。いろんなものに触れて僅かな差を感じ取れるよう、自分の道具にこだわりを持って投げてみてください。差にこだわりを持って投げ続けることでバレルやフライト・シャフトの形や重量の差が感じれるようになるはずです。

道具の僅かな差が感じれるようになると、自分に合った道具を選べるようになりダーツの世界がグッと広がり、より一層楽しいものになるはずです。

「勝負の神は細部に宿る」

これは、サッカー元日本代表 岡田武史監督が選手に向けて常々口にしていた言葉。ワンビットの差は「日ごろの行い」と半分冗談もかねて言うのですが、まさにその通りだと思います。

皆さんも、今一度足元をチェックしてみてはどうでしょう。そして更には、ボードまでの歩幅、矢を抜くときの癖、戻るときの姿勢、相手が投げているときの待っているときの仕草などなど、スロー以外の部分の細かい部分にもアンテナを張ってみて下さい。

でも決して、ミリ単位で細かなブレをなくせという意味ではありませんのであしからず。
あくまで、自分のダーツの違いに気づけるようになるために、アンテナをたくさん設置してその感度を上げてみましょう、という話。

日ごろからの細部への意識・感度を上げる努力の積み重ねの結果、ワンビットの修正が可能な日が来るかもしれませんし、試合で勝負の神がワンビット内側にダーツを刺してくれるかもしれませんよね。

細部にまでもこだわりを持ったダーツを心掛け始めてみてはいかがでしょうか。

ダーツの人気のカギは、ルールの明解さ次第?!

突然ですが、こちらの単語の意味はわかりますか?

bull
ゼロワン
クリケット
ワンレグ
マスターアウト

次、この質問の答えはわかりますか?

13ダブルの場所
1スローでダーツを何本投げられるか
20トリプルとは何点
ゼロワンで残り50点でマスターアウト、残り1投ではどこを狙うか

これらが全てわかるという方は、みなさんダーツ経験者だと思います。しかし、ダーツを知らない方、もしくはダーツは知っているけど触れたこのも投げたこともないという方は、全く意味が分からないと思います。
ダーツ経験者からすると「簡単じゃん!」ってことも未経験者からすると全く意味の分からないことなんです。

もちろんそれは何にでも言えることで当然のことですが、気になるのは「それを経験者の方が認識しているか」、という事です。

人気のある競技の理由

スポーツにおいて、「ルールがわかりやすい」というのは人気を左右する大きな要因だと思います。勝負の行方がわかりやすいというのは観ている人が見続ける理由になると思うんです。特に点数のルールはわかりやすい方がその競技の観戦者になりやすいと思います。
例えばサッカーはゴール数が点数に直結しているので、その試合が拮抗しているのかワンサイドゲームなのか逆転の余地があるかないかなどが見ていてわかりやすいのです。

しかし、世界的に人気のあるスポーツというのは「ルールがわかりやすい」というのが一つの考え方としてある中、アメリカという国をみた時に人気のあるスポーツというのが、アメリカンフットボール。ルールの説明をするにはちょっと難しい競技が人気があるということ。ですがサッカーはアメリカではそれほど人気ではない。これがすごい不思議。
アメフトを見ている人のほとんどは未経験者ではないかと思うし、日本でも「サッカーが好き」という人がみんなが経験者というわけではありません。これにもきっと理由はあるはず。

アメリカにおいてのアメフトやバスケットボールの人気の一つは”複合”にあると思います。ハーフタイムショーにはマイケルジャクソンやマドンナなど超が付くほどの有名シンガーが登場する。その中継の視聴率も米で40%を超え1億人以上の人が見ているといいます。

そして誰もが知っている遊び、「ジャンケン」。
今夜、このジャンケンがアイドルグループAKB 48のファンもしくそれを取り巻く周りの世界では「AKB 48 ジャンケン大会」という形で行われ注目されているようです。

この至ってシンプルな遊び「じゃんけん」が世間で注目されている理由は、もちろんジャンケンの勝負そのものではなく、ジャンケンに勝つことによって”得られるもの”の方なのです。ジャンケンとアイドルの複合で世間から注目を集める”スーパーボール方式”ともいえる一種のやり方だと思います。

日本でもイギリスのダーツのように賭けが合法であればダーツとギャンブルの複合でもっと盛り上がるのかもしれません。
超有名なタレントがダーツを始めたら、なんてこと考えたことありません?

こういった例からしてダーツの競技性を考えれば、「ルールを明解に伝える方法」と「注目を集めるショーとしての複合」が必要なのかもしれないですね。

観るということがその競技の入り口

ダーツは、見ていてルールがわかりやすいかそうでないかというと、間違いなく「わかりにくい」競技だと思うんです。
それ自体はどうしようもないですし、ダーツの魅力もそれ以上にたくさんあります。でもそれはやり始めたからわかったことなのではないでしょうか。

今ではwebなどでダーツの中継も行われており、ダーツがメディアの露出度も上がってきている中、ルールの難しさが逆に目立ってきてしまっているような気もします。最初に投げかけた質問の内容が、中継では乱発してますが、果たして初心者や未経験者に伝わるのだろうか、と考えてしまいます。

その競技を見たことなくしてやり始めることはないと思います。観るということがその競技の入り口だと思います。
世間一般の方がダーツの入り口に立った時に、ルールを明解に伝えられなければそのままダーツの世界に踏み込めないで行くのではないかと思います。
逆に、競技人口は少なくても観る人が多ければ逆のアプローチでダーツの競技に踏み入る方も増えるかもしれません。しかし、ルールわかりづらいとそれすらも難しいと思います。

ダーツの人気を伸ばしていくためには、「未経験者がダーツを見てわかりやすい」モノを発信していかなくてはいけないと思うんです。今はwebによって試合を中継で観ることができますし、一部の試合では解説も行われています。
例えば中継の画面でダーツボードの見方の映像と説明を行なったりすることとかが、戦術の説明や解説より重要な情報だと思います。

ダーツ人口を増やすには、観てルールがわかる状態を作り観戦人口を増やして行くことが先決かも知れません。

JAPAN stage9 兵庫大会に参戦してきました!

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日曜日は神戸でJAPAN stage9 が開催されました。DMCクラシックとの同時開催で会場には2000名の方が参加した模様。オープニングのド派手なムービー演出も年々華やかさを増してきており、開会式から盛り上がっておりました!

 

試合の方は、今回同行した6名のうち小川譲司選手がJAPAN16との入れ替え戦まで進出しましたが、橋本守容選手にストレートで敗退。惜しくもJAPAN16入りにはなりませんでした。

また、デビュー戦となった百瀬仁選手は2勝し予選を通過。手ごたえは掴んだようなので、次に繋げて欲しいですね。

JAPANは勝見翔選手が今季2勝目。JAPANレディースは相内晴嘉選手が初優勝を飾りました。
詳しい大会の結果はこちらです。http://livescore.japanprodarts.jp/winner.php?id=9&ev=0

抽選で対戦が決まり、握手を交わす小川・橋本両選手

抽選で対戦が決まり、握手を交わす小川・橋本両選手

集中することとは

会場でcore darts Japanの赤松大輔選手と”集中の仕方”についてお話しました。
印象に残っているのが、「心に波風の全く立たない状態=集中ゾーン」の”ゾーン”という言葉。このゾーンに入っている状態がベストで、多くの人はこのゾーンに入る前に負けてしまっているのではないかということ。

僕の場合は、相手によってスイッチが入る場合もあるし、自分の調子の良さを確信してスイッチが入る場合もあります。
頭の中でいろいろ考えてそのスイッチが入るようにどうしたらよいか考えてしまっている。
これは悪い状態で、赤松選手の言葉で言うと「集中することに集中している」。これではだめだと言われました。

良い状態を僕の感覚で言うと、「自然と投げることに夢中になる状態」。ネガティブなことを考えることなく、試合中にはただそこに投げて戻ってくる。究極は勝ち負けが気にならない状態。

このゾーン状態にどうやってなるかが難しいと思います。だって考えちゃだめなんです。
自然とそうなるようにならないといけないんですもんね。

これを自らコントロールできるようにならなければいけませんね。

優勝した勝見翔選手のインタビュー。
「DMC CLASSICだったので感極まりました。この大会で勝てる事がなにより大切なので本当に嬉しかったです。皆様、DMCを最後まで応援してくれてありがとうございました!」の言葉に”集中のゾーン”へのヒントがある気がします。

このお話のきっかけとなったのが赤松大輔選手のブログ
http://ameblo.jp/maccho24/page-6.html#main

他にもいろいろ勉強になることが書いてあります。みなさんも是非読んでみてください!

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